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師走の緊急続き

2014年12月21日

テーマ:手術湘南藤沢徳洲会病院湘南鎌倉総合病院

今週は急に寒くなったこともあり、急患の多い週となりました。予定の手術を含めると12件の手術がありました。

 

急性大動脈解離スタンフォードA型、David手術、オフポンプ冠動脈バイパス術、TAVI、腹部大動脈瘤人工血管置換術…

 

特に緊急の急性大動脈解離の手術は6件もありました。中には破裂寸前の切迫状態の患者さんもいましたが、皆さん無事に手術終了し、経過良好でございます。

 

解離性大動脈瘤①解離性大動脈瘤②

 

この一年間で中堅、後期研修の若手の先生方の成長も感じられ嬉しく、また頼もしく感じます。

 

すでに6年目の後期研修の先生も、弁膜症の手術や急性解離の緊急手術など問題なく行っております。

 

われわれスタッフも常に進化をしていかないといけない一方、後身の先生方の指導、教育には更に改善、強化していきたいと考えています。厳しい世界ではありますが、グループとしてすべての医師が同等のクオリティーで手術ができるよう精進してまいります。

 

当グループでは心臓血管外科医として必要なスキル、手術手技だけでなく、一外科医としての姿勢を学んでもらいたいと常々感じております。手術手技の習得には、ある程度の器用さは必要ですが皆それぞれ努力しますので遅かれ早かれ力はつくものと思っています。それ以上に外科医としてチームを牽引し色々な状況下で瞬時に判断し、舵を切る能力が重要なのです。言わずもがな心臓血管外科治療は特にチーム医療で成り立っていますので多くのスタッフと協調し最大限の結果を出す必要があることは言うまでもありません。

 

果敢な研修医を常に募集しておりますので、熱い若手心臓血管外科医はいつでも見学に来て頂ければと存じます。

 

金・土曜と循環器科が毎年恒例の心臓カテーテル治療の鎌倉ライブデモンストレーションを二日間行いました。本日日曜日は第4回 TRENDが横浜で行われTAVI(経カテーテル的大動脈弁留置術)の最新のお話、活発な議論が行われます。

 

今年残りもあとわずかですが、引き続き全力で診療してまいります。

 

Dr.K

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